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Modified : 2024/11/16

Kotlinをコマンドラインで使うための手順

コマンドライン上で、Kotlin Compiler(JVMやScript)やKotlin Nativeで、ビルドし、ビルドしたプログラムを実行するための手順を紹介します。
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Kotlin JVMでのソースのビルドとビルド結果の実行

 シンプルなソースファイルを使って、ビルドと実行をしてみます。
 なお、以下手順を行うには「Kotlin Compiler」の環境が必要となるので、インストールしていない場合は、 「Kotlinをインストールする手順」を参考にしてインストールしてください。

  1. 「AtHelloJvm.kt」の入力
    以下のソースを「AtHelloJvm.kt」ファイルとして、テキストエディタで入力してください。

    fun main(args: Array<String>) {
        println("hello world.")
    }
  2. ソースファイルのビルド
    プロンプト上で以下のコマンドを実行して、入力したソースをビルドしてください。
    ビルドに成功するとAtHelloJvm.jarが生成されます。
    kotlinc -d AtHelloJvm.jar AtHelloJvm.kt

  3. ビルド結果の実行
    ビルドに成功したら、プロンプト上で以下のコマンドを実行してください。
    実行すると「hello world.」と表示されます。
    kotlin -cp AtHelloJvm.jar AtHelloJvmKt

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Kotlin Scriptでのソースの実行

 シンプルなソースファイルを使って、実行をしてみます。
 なお、以下手順を行うには「Kotlin Compiler」の環境が必要となるので、インストールしていない場合は、 「Kotlinをインストールしよう」を参考にしてインストールしてください。

  1. 「AtHelloScript.kts」の入力
    以下のソースを「AtHelloScript.kts」ファイルとして、テキストエディタで入力してください。

    println("hello world.")
  2. ソースの実行
    ソースファイル(スクリプトファイル)の入力が終わったら、プロンプト上で以下のコマンドを実行してください。
    実行すると「hello world.」と表示されます。
    kotlinc -script AtHelloScript.kts

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Kotlin Nativeでのソースのビルドとビルド結果の実行

 シンプルなソースファイルを使って、ビルドと実行をしてみます。
 なお、以下手順を行うには「Kotlin Native」の環境が必要となるので、インストールしていない場合は、 「Kotlinをインストールしよう」を参考にしてインストールしてください。

  1. 「AtHelloNative.kt」の入力
    以下のソースを「AtHelloNative.kt」ファイルとして、テキストエディタで入力してください。

    fun main(args: Array<String>) {
        println("hello world.")
    }
  2. ソースファイルのビルド
    プロンプト上で以下のコマンドを実行して、入力したソースをビルドしてください。
    ビルドに成功するとWindowsではAtHelloNative.exe、macOSではAtHelloNative.kexeが生成されます。
    kotlinc -o AtHelloNative AtHelloNative.kt

  3. ビルド結果の実行
    ビルドに成功したら、プロンプト上で以下のコマンドを実行してください。
    実行すると「hello world.」と表示されます。

    • 【Windowsの例】
      AtHelloNative.exe
    • 【macOSの例】
      ./AtHelloNative.kexe
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次のステップ

 次のステップとして、以下の記事をおすすめします。よかったら、参考にしてください。

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